- 出演者
- 寺門亜衣子 江原啓一郎 片山美紀 宮崎あずさ 黒田菜月
オープニング映像。
長野・茅野市の中央保育園で寒さの中、保育園の庭でたき火。子どもたちが待ちわびていたのは焼き芋だった。一方、前橋市はけさ4度まで冷え込み日中の最高気温も7度ほどまでしか上がらなかった。寒気の影響で冷え込んだけさの関東甲信。最低気温は栃木県日光市土呂部でマイナス4.3度、埼玉県秩父市で1.9度、東京の都心で5.5度などといずれも今シーズン最も低くなった。日中も気温はあまり上がらず最高気温は長野県軽井沢町で2.9度、前橋市で7.2度、東京の都心で8.8度と真冬並みの寒さとなったところもあった。寒気は次第に抜けるためあすは寒さが和らぐ見込みであす朝の最低気温は東京の都心や水戸市で8度、さいたま市や宇都宮市で7度などと各地できょうよりも高くなる見込み。また日中の最高気温は前橋市で18度、千葉市やさいたま市で15度、東京の都心で14度と前橋市ではきょうよりも10度以上高くなると予想されている。
ことし8月から9月にかけて就職情報会社が再来年春に卒業する予定の大学生などを対象にインターネットを通じて行ったアンケートの結果となっている。企業がSDGsに取り組んでいることを知ると志望度が上がるかを聞いた。その結果、上がる、どちらかといえば上がると答えたのは合わせておよそ66%に上った。気候変動や貧困などの課題の解決を目指すSDGsの広がりを背景に社会課題の解決にいかに取り組んでいるかを軸に活動する学生が今増えている。先週、横浜市で「サステナブル企業説明会」という合同説明会が開かれた。インフラ関連企業や脱炭素に取り組む企業など中小企業を中心に20社以上が参加した。今、就職活動をする際の企業選びの軸としてSDGsや社会課題解決への取り組みを重視する学生が増えているという。説明会に参加した1人、川崎市に住む大学3年生の渡辺星空は幼いころから地元の自然の中で遊んだり、スポーツをしたりして過ごしてきた。小学6年生だった2015年には国連でSDGsが採択された。渡辺も授業で学ぶなど環境問題を身近に感じてきた。大学でも募集があった環境分野のプロジェクトに参加。国際環境の企画展にも運営者として携わった。こうした活動を通じて自分が社会に出たあとも環境問題に深く関われる企業で働きたいという思いが強くなった。渡辺は環境分野に関わる企業のインターンシップにも参加している。渡辺が訪れたのは産業廃棄物の収集運搬や中間処理を行う会社。CO2の削減に取り組んでいる。社会課題の解決に取り組みたいという意識を持つ学生が増えていることから、会社ではこの日もインターンで行っていた職場体験などを省略。社会課題について議論するなどことしからSDGsを前面に押し出す形を採用している。学生と企業の双方が真剣に意識するSDGsに目をつけたのが神奈川県。今の学生がSDGsに強い関心を持っていることを感じる中、マッチする企業と出会える場を設けることが重要と考えサステナブル企業説明会を企画した。持続可能性に焦点を当てた行政主催の説明会は全国で初めてだ。先週、開かれた説明会でさまざまな企業を見て回った渡辺は自分の仕事がいかに環境や社会への貢献につながるかを軸に就職活動を続けていきたいと話している。就職情報会社・アレスグッドの勝見仁泰社長は企業側にとって利益追求型ではなくて社会にどういうインパクトを与えているかをしっかりと学生に示していかないと優秀な人材をなかなか採用していけなくなる時代になっていくだろうと話していた。
これまでに放送した内容はWEBサイト「首都圏ナビ」に特集記事をまとめている。サイトでは皆様からのご意見、情報提供を募集しており、どんな取材を望むかについて多くの方々からすでに意見を頂いている。
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- NHK首都圏ナビ
関東の気象情報を伝えた。
一番乗りの参拝を目指して境内を全速力で駆け抜ける福男選びが群馬県桐生市の神社で初めて行われた。福男選びは兵庫県の西宮神社で毎年1月に行われる神事で直系にあたる桐生市の桐生西宮神社できょう秋祭りに合わせて初めて行われた。県内外からおよそ100人が参加。午前6時から男性の部と女性の部に分かれて本殿までのおよそ230メートルを全力で駆け抜けた。男性の部で一番福になったのは桐生市の青木大貴。女性の部は太田市の高校生、木戸瑚白だった。
不動産経済研究所によると先月、東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県で発売された新築マンションの平均価格は9239万円で去年の同じ月と比べると2672万円、率にして40.7%上昇した。このうち東京23区内の平均価格は1億2940万円で発売された800戸余りのうち半分以上が1億円を超える物件だった。建築費の高騰に加え先月は高額なタワーマンションの発売が多かったことが全体の平均価格を押し上げた。価格が上昇する中でも販売は好調で発売した月に契約が決まった物件は全体の83%に上り2015年11月以来9年ぶりに80%を上回った。発売された戸数は1833戸で去年の同じ月を23.4%上回り7か月ぶりに増加した。調査会社は今後も価格は高い水準で推移していくと見られると話している。
いわゆる年収103万円の壁の見直しを巡り首都圏の自治体からは地方財政への影響が甚大だとして慎重な議論を求める意見や国に代替財源の確保を求める意見が相次いでいる。このうち東京23区で作る特別区長会の会長を務める新宿区の吉住健一区長はきょうの記者会見で控除額が仮に178万円まで引き上げられた場合、23区全体の個人住民税がおよそ2400億円の減収になるという試算を明らかにした。また全国の市区町村の中で最も人口が多い横浜市の山中竹春市長は会見で子育てや福祉、教育などに充てる市税収入の13%程度、およそ1200億円の減収になるという試算を明らかにした。山中市長は壁の見直しについて一定の理解を示した一方で「代替となる財源確保について総合的に議論してほしい」と述べた。
きょう都内でシニアの皆さんのセカンドライフを応援しようというイベントが開かれた。人生100年時代といわれる中、充実した生活をしてもらおうとさまざまなブースが設けられた。自分に似合うカラーを診断するブースやシニア向けのメーク講座には変化を求める多くの人が集まった。憧れの人に近づきたいと参加した人もいた。就職活動に向けて参加したという人や、会場には認知機能を測るコーナーもあった。来場した男性は妻からテストを勧められ、身体の機能をチェックするブースもあり、その人に合った健康作りをアドバイスしていた。そしてシニアの再就職を後押ししたり起業を応援したりするコーナーもあった。事務補助や販売の仕事を探す女性や統計分析のキャリアを生かしたいという男性などが訪れたという。さらには地域のボランティア活動の情報提供を行うブースもあった。
中小企業の後継者不足についてさまざまな事業者への支援が始まっている。前橋市内の中華料理店は26年前の開店以来、地元の常連客を中心に多くの人に親しまれていた。店主の長谷川弘之は73歳。連日にぎわっているが今の大きな悩みは後継者がいないことだという。親族や従業員にもあとを継ぐことを打診したが、いずれも断られた。民間のシンクタンク、群馬経済研究所がことし5月に調査を行ったところ回答があった県内の中小企業の45%が後継者がいないと答えたことが分かった。また、後継者がいない企業の経営者の年代別では長谷川と同じ70代以上でも37%余りに上った。体力への不安も少しずつ感じ始める中、ことし7月ごろ融資を受けている政府系金融機関から事業承継のマッチングイベントへの誘いを受けた。このイベントの特徴は店名などを公表して後継者を募ること。こうした取り組みでは取引先の信用不安などを防ぐため店名は明かさないのが一般的だが、名前を公表し経営者に店の魅力を直接伝えてもらおうという。長谷川は事業を受け継ぐことを検討している人たちに地域に愛されている店であることをアピールした。先月下旬、金融機関の担当者が東京から店を訪れ、イベントをきっかけに店の詳しい情報などの問い合わせが入っていることを伝えに来た。一方、県も家業を継ぐ若手側を支援しようという「GUNMAアトツギ部」という取り組みを昨年度から始めた。それぞれの後継ぎのニーズに合った支援者を県が募集し企業のさらなる成長を後押ししようという取り組みで20年余り勤務した都内のIT企業をことし退職し、来年、家業の土木工事業を継ぐ予定だという高崎市の加藤公慶が参加した。加藤は家業を継ぐだけでなく長年培った知識を生かして社内のIT化を進めている。これまでは手書きの掲示板で予定を管理していたがアプリの開発により作業員は自宅や出先からも予定の確認が可能になった。また、勤務履歴のデータ化も実現した。日々、やりがいを感じているという加藤は今、同じ若手後継者とともに地元、群馬を盛り上げていきたいと考えている。加藤は今後さらにIT事業に力を入れて収益の柱を増やしたいと意気込んでいるという。
災害報道に力を入れているケーブルテレビ、J:COMのリポート。千葉・木更津市では「ファーストミッションボックス」と呼ばれる避難所開設ボックスを配布している。大きな災害のときには市の方が最初に来るとはかぎらないので最初に駆けつけた住民の方はじめいろんな方がそのマニュアルに従って避難所を開設できる。このボックスには避難所開設準備から前回の台風で住民が大変な思いをした命をつなぐ飲料水、毛布、医薬品などの物資の保管場所や備蓄品のチェックリスト、電気を確保するための発電機のマニュアルなどが入っている。このマニュアルどおりに実施すれば、たとえ経験がない住民でも避難所開設ができるという。また、いち早く開設準備を進めることで備蓄庫に不足している物資を要請したり被災者が困っていることを直接、市役所へ依頼することが可能となる。現在、木更津市は災害発生時、各避難所へ職員を派遣し開設できる体制を構築している。しかし災害規模によっては職員が現地へ行けず開設できないことも想定される。だから、公助を待たずともファーストミッションボックスがあれば市民誰もが避難所を開設できるという。
先月1日の未明に埼玉県所沢市の住宅で発生した強盗傷害事件。実行役らは午前2時ごろ80代の夫婦が寝ている住宅の1階のドアを何度かたたいたあと勝手口のガラスを割って押し入った。ドアをたたかれる音に気付き目を覚ました夫はすぐに110番通報。通報を受けた警察が急行し夫婦は保護されて病院へ。実行役らもすぐに身柄を確保された。首都圏で相次いでいる闇バイトによる強盗事件は住人は脅されたうえで体を縛られるなどして警察に通報できない状態にされてしまっている。所沢の事件では状況がよく分からない段階でも住人が機転を利かてすぐに110番通報していたため警察がいち早く駆けつけることができた。寝るときには枕元に携帯電話を置いたり家の固定電話の場所をあらかじめ確認したりしておけばいざというとき慌てずにすむ。侵入かもですぐ110番。犯人たちと鉢合わせしてからでは間に合わない。不審な物音を聞くなどしたら状況が分からなくてもためらわずすぐに110番通報を。
千葉県立現代産業展示館(千葉・市川)から中継。開館30年を記念した「見る」をテーマにした展示会が開かれている。立体錯視という目の錯覚の仕組みを生かした作品などが展示されている。
気象情報を伝えた。
エンディングの挨拶。