不動産経済研究所によると先月、東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県で発売された新築マンションの平均価格は9239万円で去年の同じ月と比べると2672万円、率にして40.7%上昇した。このうち東京23区内の平均価格は1億2940万円で発売された800戸余りのうち半分以上が1億円を超える物件だった。建築費の高騰に加え先月は高額なタワーマンションの発売が多かったことが全体の平均価格を押し上げた。価格が上昇する中でも販売は好調で発売した月に契約が決まった物件は全体の83%に上り2015年11月以来9年ぶりに80%を上回った。発売された戸数は1833戸で去年の同じ月を23.4%上回り7か月ぶりに増加した。調査会社は今後も価格は高い水準で推移していくと見られると話している。