深刻な交通渋滞の解消を目指し、県が新たに立ち上げた会議の初会合が開かれ、今年度は特に渋滞が激しい、TSMCの工場などが集積するセミコンテクノパーク周辺で信号の制御の見直しや交差点の改良などに重点的に取り組むことを確認した。国土交通省などの調査では、熊本市の主要な渋滞箇所は三大都市圏を除く、全国の政令市で最も多い175か所とワースト1位で、周辺の市町村でも朝と夕方を中心に激しい渋滞が起きている。渋滞対策が急務となる中、県は渋滞解消推進本部会議を立ち上げきょう、初会合を開いた。会議では特に通勤時間帯を中心に激しい渋滞が起きているTSMCの工場などが集積するセミコンテクノパーク周辺で信号の制御の見直しや、交差点の改良などに今年度、重点的に取り組むことを確認した。また、自家用車の利用を今より1割減らす一方公共交通の利用は2倍にすることで交通渋滞を今の半分に抑えることを目標に掲げた。さらに熊本都市圏の渋滞対策を県と熊本市で一体的に進めるため今後、木村知事が大西市長とトップ会談を行って、意見交換する意向を示した。