隻眼のパイロット・前田伸二さんを紹介。パイロットを目指し大学に進学した矢先、交通事故で右目の視力を失った。片目の視力のみでは日本でパイロットの資格を取得するための身体検査をクリアすることはできない。それでも空の仕事を続けたいと大学での勉強を続けたが、就職活動では障害を理由にすべて断られた。空の安全を学ぶために渡米。交通事故の7年後に米国でパイロットになった。2021年には小型機で世界一周に挑戦、単独飛行としては139人目となる世界一周を達成した。予備の燃料を積まない世界一周の達成は初めての快挙。前田さんは米国でフライトエンジニアや教官として働く傍ら、中部大学の客員准教授として若者たちに挑戦し続ける大切さを伝えていて、来年米国から日本までの太平洋横断を決意した。