経営再建中の日産自動車が取り組む9000人の人員削減について、生産現場での削減が7割以上を占めることが分かった。日産とホンダは去年12月、経営統合に向け協議に入ることを明らかにしたが、実現には日産のリストラ策の実行が必要となっている。関係者によると日産の計画している9000人の削減について、生産などの直接部門で6700人、事務系などの間接部門で2300人とする内訳で作業を進めていることが明らかになった。日産は工場閉鎖には慎重な姿勢。関係者によると「まだ生産能力は過剰で抜本的な閉鎖などに踏み込むべき」と指摘する声もある。