ことし8月、大阪市で開催された全大阪オープン珠算選手権大会。ほとんどの選手が30代以下の中、若松尚弘さんは50歳で参加。尚弘さんは北海道札幌市にあるそろばん塾「札幌そろばんファクトリー」で子供たちにそろばんを教えている。珠算と暗算の両方で十段。現役選手でもある。妻・彩さんも同じく選手兼先生。夫婦で支え合いながら塾を運営している。3人の子どもたちもそろばんを習っている。尚弘さんは5歳からそろばんを始め、小学6年生で珠算・暗算の十段に合格。37歳でそろばん日本一に。3か月前、人生を変える出来事が。2011年5月に起きたJR石勝線の脱線火災事故。尚弘さんはこの列車に乗っていた。負傷者は79人。火が広がるトンネルの中から脱出したという。九死に一生を得た尚弘さん。当時は国家公務員だったが、大好きなそろばんで生きていこうと決意。彩さんと結婚して塾を開いた。尚弘さんはフラッシュ暗算と読み上げ暗算を同時にできる。50歳の今も大会に挑戦している。今年8月の全国大会には136人が出場。尚弘さんは家族4人で参戦。尚弘さんは読み上げ暗算で決勝へ。結果は不正解。尚弘さんは「あまりいい成績が残せなくて悔しい。練習したい気持ちになった」と話した。
住所: 北海道札幌市白石区東札幌1条3-5-33
URL: http://s-s-factory.com/
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