藤井聡太さんが前人未到の八冠を達成。森下卓九段は「まだ伸びしろがあるまだまだ実力を高めたいという(藤井八冠の言葉は)おそらく本音だと思う」などコメント。過密日程の中での八冠達成になったが森下九段は「体力・気力は今充実しきっていると思っているが、やっぱり全身全霊をつねに将棋に打ち込むことによって心身の状態体調面も完璧にコントロールし得る状態。正直言って8つエベレストがある状態と同じなので1つ獲るだけでも。考えられないすごさ」などコメント。そんな藤井八冠のすごさについて羽生善治さんからは「大舞台でもふだんどおり力が発揮できる安定感」というコメント。師匠の杉本昌隆八段からは「苦しい局面でも勝ちを目指し常に最善手を求めて踏み込む」などコメント。そして谷川浩司さんは「深い読みやひらめき」などコメント。森下九段は藤井八冠について「勝ちたい!!純度100%。おそらく自分が感じたのは羽生さん、藤井さんしかいない。勝ちたいという思いが結実していると感じる。勝てるという確信があってはじめて勝ちたいという気持ちになれるので、羽生さんと藤井さんの2人は勝ちたいが純度100%だと思うが80%でも正直難しい」などコメント。終盤で不利な状況を覆した一手について森下九段は「この局面で永瀬さんにはごく普通の手があった。ごく普通の手はプロ棋士ならノータイムで防ぐ手だが、それをあえて危険な手をさしたというか指さされたというぐらいの藤井さんの勝ちたいという思い、勝てるという確信が永瀬さんにその手を指させたと感じる」などコメント。これまで藤井八冠は83.1%だが、これについて森下九段は「想像を絶するすごさ。全員トップ棋士が相手なので」などコメント。また、森下九段は藤井八冠の強さについて「才能や天分プラス勝ちたいという思い、それがどんどん雪だるまのように大きくなっていったんじゃないかと思う。将棋は勝てるという確信があったら面白いと思う。負けたらどうしようと思うのとは別に」などコメント。そして、藤井八冠に勝つためにはどうすればいいのかについて森下九段は「勝つためには勝つためだけに24時間専心集中。これ以外にないと思う」などコメント。