無人機の公開から始まった軍事パレードを朝鮮中央テレビが放送した。多くの軍人や市民が参加する中、金正恩総書記が登場。バルコニーに立つとその隣にはロシアのショイグ国防相と、中国 全人代のリコウチュウ副委員長の姿があった。北朝鮮のカン・スンナム国防相は「アメリカと『大韓民国』の逆賊たちは、あえて我が国の政権終焉まで口にして狂った暴言を吐いている」などと述べた。パレードでは、火星17型が公開されたほか、火星18型が登場した。今回のパレードで注目を集めたのが大型の無人機。北朝鮮は500キロ先まで把握できる無人偵察機の開発などを掲げている。東京大学 先端科学技術研究センター山口亮特任教授は、新たに開発されたとされる多目的攻撃型無人機などについて、現段階で有効に使うのは難しいのではとした上で「無人機での偵察 上空からじっくりいろいろリアルタイムに見られるのは非常に大きなメリットがある」などと説明した。さらに核魚雷とみられる兵器も初めて公開された。山口亮特任教授は、まだ実験している状態なので実戦配備まではいってないと思うが、他のミサイルと同じように実戦配備に着実近づいているところを強調していると思う、などと解説した。
さらに注目されていたのが金総書記が何を話すかだが、今回演説は行われなかった。国際部デスクの高野洋は2カ国への思惑があったと指摘。対立を深めるアメリカを過度に刺激しないよう演説を見送った可能性があるという。さらにアメリカとの対話を初めたばかりの中国に北朝鮮が一定の配慮をした可能性がある、などと指摘していた。北朝鮮の経済は、マイナス成長の中で核ミサイル開発を進めてきていて、さらに食糧難も指摘されていて、世界食糧計画(WFP)は、人口の約40%が栄養不足の状態にあるという報告もあるという。
さらに注目されていたのが金総書記が何を話すかだが、今回演説は行われなかった。国際部デスクの高野洋は2カ国への思惑があったと指摘。対立を深めるアメリカを過度に刺激しないよう演説を見送った可能性があるという。さらにアメリカとの対話を初めたばかりの中国に北朝鮮が一定の配慮をした可能性がある、などと指摘していた。北朝鮮の経済は、マイナス成長の中で核ミサイル開発を進めてきていて、さらに食糧難も指摘されていて、世界食糧計画(WFP)は、人口の約40%が栄養不足の状態にあるという報告もあるという。