中国は日本の尖閣諸島を含む東シナ海での漁をあす解禁する。日本産水産物を輸入禁止にしてから中国での魚の売れ行きにも影響が出ている。漁が解禁されれば福建省からはおよそ1万隻の漁船が海に向かう。漁師たちに対して当局は尖閣諸島など「敏感地域」での漁を避けるよう伝えているが「GPSを外しておけば見逃してもらえる」と話す船長もいて、どこまで徹底されるかは不透明。また中国政府が福島第一原発の処理水放出に反発し日本産水産物の輸入を停止していることが「海鮮離れ」を招いているとの声も出ている。漁はあす日本時間午後1時に解禁される。