羽田空港の「バードパトロール隊」に密着。取材班は立ち入り禁止エリアへ。羽田空港は海に囲まれ緑地帯が広がるため、多くの野鳥が好む環境となっている。飛行機と鳥の衝突を防ぐため、空港内をくまなくパトロール。上空に1羽の鳥を発見し、すぐさま対応にあたる。トビがいたのは離陸する飛行機のルート上。音で威嚇する空砲を撃ち、鳥を追い払い飛行機から遠ざける。別の場所でも2羽のトビが上空を舞う中、真下を離陸する飛行機が通過。何度も威嚇し、約5分で追い払った。空の事故を未然に防ぐため、別のパトロール隊は滑走路の点検を行っていた。滑走路で拾ったのはアスファルト片。小さな落下物でもパンクなどの事故につながる可能性がある。密着中、管制塔から緊急の連絡が入った。滑走路付近で着陸する飛行機と鳥が衝突するバードストライクが発生。残骸を狙い、鳥が群がっていた。この時、バードストライクを避けるため、上空では3便が着陸待ちの状態。隊員は大きな破裂音が出るロケット花火のようなものを用意。合計10本使用したところで安全は確保され、さらなるバードストライクを回避することができた。東京空港事務所先任運航情報官・森下吉基さんは、自然相手なので難しい、現状バードパトロール方式が一番有効、パトロールをきちんとしていれば離着陸を踏まえて安全に航空機が運行できると語った。
住所: 東京都大田区羽田空港3-3-2
URL: http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/
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