きょうはSDGs10番目の「人や国の不平等をなくそう」を取り上げる。「親ガチャ」はガチャガチャで出てくるアイテムのように子どもが親を選べないことを指すネットスラング。親の所得による教育格差も背景にある。東京大学で授業料の値上げが決まった。国の運営費交付金が減って大学は財政が厳しい。米国・ハーバード大学と東京大学を比べると、寄付金で圧倒的な差がある。日本の大学はどこも同じような状況で、そんな状況を打開しようと来月、全国100の大学の学生らが一斉に寄付を呼びかける「Giving Campaign2024」(来月11日〜20日、文部科学省後援)が行われる。1口1000円から手軽にできる。国立科学博物館は昨年9億円の寄付を集めている。大学への寄付が増えれば学生らのチャンスも広がるかもしれない。