25年、訪日外国人観光客は過去最高を記録。だが、観光業における人材不足が喫緊の課題で、35年には約211万人にのぼると予測される。東横INNでは日本語、文化を学んだネパール人を採用している。シャラド・ライ氏は東大大学院を経て、日本の大手企業で約4年半勤務。母国であるネパールには日本型教育を導入する私立学校を設立し、24年からは「志プロジェクト」を始動。参加者は侍ブートキャンプという職業訓練学校で、日本語の文化やマナー、社会学、経営学などを約9か月かけて学ぶ。ネパールでは働き口が少なく、年間約80万人が出稼ぎ。だが、渡航費は高額で、労働環境は苛烈。ライ氏は卒業生が日本で就業できるよう、語学教育などをサポートし、日本の人材不足解消に寄与したいという。志プロジェクトの1期生、スジャンさんは日本で様々な経験をし、帰国後はホテルや会社を立ち上げたいという。山田コンサルティンググループはプロジェクトに共感し、東横INNを紹介していた。ライ氏によると、プロジェクトで人材の欠員を埋めるのではなく、ゆくゆくは地方企業といっしょになって成長していきたいという。
