きょうの東京株式市場は、米国の景気減速への懸念や円高の進行を受けて、取り引き開始直後から全面安の展開。およそ15分で下落幅が2500円を超えると。午後に入ってからも値下がりは続き、終値は、4400円を超えるかつてない急落となり、1987年のブラックマンデーの翌日につけた下落幅を超えて、過去最大となった。株価急落の背景の一つが、急速に進んだ円高ドル安。先週末午後5時時点では、1ドル149円台で推移していた円相場。一時、1ドル141円台まで値上がりして、7円以上の値上がり幅となった。JFEホールディングス・寺畑雅史副社長は「早く落ち着いて安定してもらいたい」、伊藤忠商事・鉢村剛CFOは「消費に対して与える影響がどれだけ大きくなるのか」、鈴木金融相は「日本銀行とも連携をしながら緊張感を持って注視する。今後の経済財政運営にも万全を期していきたい」とコメント。株価の急落を受けて、自民党と立憲民主党の国会対策委員長があす午前、会談し、今後の国会対応などについて協議することになった。立憲民主党は、国会で政府と日銀が説明を行うよう求めるものと見られる。