8月、立命館大学の選手たちは新潟県の妙高高原で合宿を行っていた。今年の練習は箱根駅伝予選会に向けて、例年の約2倍の日程。1920年に四大校駅伝競走の名称で始まった箱根駅伝。通常の参加資格は主催する関東学生陸上競技連盟の加盟校に限られるが、今回は記念大会に伴い、門戸を全国に開放された。立命館大学は関西の大学の中で真っ先に挑戦することを決定したが、過密なスケジュールの為に葛藤があった。月曜日に開催され、立命館大学も開催した出雲駅伝の、僅か5日後の今日に箱根駅伝予選会が行われる。出雲駅伝では1人約5kmから10kmの距離を走るが、箱根駅伝予選会では1人約20kmを走る。出雲駅伝を走った3年生の中田選手ら3人は立命館大学の3本柱と言われており、予選会にも出場する予定。
立命館大学OBの鈴木巌さん81歳は、第40回箱根駅伝で花の2区を走った。この大会で立命館大学は総合記録12時間9分41秒で、招待参加の為順位はつかなかったが、大会記録に当てはめると総合11位の成績だった。今回の箱根駅伝予選会では、全国の大学が特別に参加することが出来る。有森裕子氏は「今までは箱根駅伝は関東だから地方の選手が関東の大学に入学しに来ていた。」などと話した。予選会に向けて練習をしていた立命館大学は今日、憧れの舞台に挑む。目指すは箱根駅伝の予選通過。