今日の為替は155円台半ばとやや円高がすすんだものの依然として記録的な円安水準で、株価は155円13銭上昇と小幅な上がりとなっている。こうした中3月の家計調査が今日発表された。実質消費支出は前年同月比マイナス1.2%。13か月連続の減少となった。一方家計調査と日銀の消費活動指数を比べてみると、乖離が生じている。2つの数字の乖離について日銀やエコノミストの間でも様々な議論がある。第一生命経済研究所・星野卓也主席エコノミストは「統計に完璧はない。どちらにもブレが出る可能性がある」と話す。家計調査は全国の9000世帯に家計簿を送って消費動向を調べているが、サンプルとしての世帯数の少なさから実数値とブレが生じる可能性があるとかねてから指摘されていた。一方で消費活動指数は店舗に調査票を配って消費統計を算出するもので比較的正確だとは言われているが、インバウンドの販売と国内の売上を分けて集計しているわけではないのでこちらもブレが出ると指摘されている。
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URL: http://www.tse.or.jp/
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