誰もが質の高い医療を受けられるよう保険医療福祉施策の充実に取り組んでいる東京都。新型コロナウイルスや自然災害の経験などを踏まえ、有事にも機能する医療提供体制の強化を目指し、 去年、東京都保健医療計画を策定した。地域医療確保緊急支援事業は、急激な物価高騰などが病院経営を圧迫した際に、民間病院などに緊急的・臨時的な支援を実施し、高齢者をはじめとする患者の受け入れ体制を整備すること。小児科・産科における患者の受け入れ体制の確保に向けた支援を実施する。NICU入院児相談支援事業を開始する。NICUは早産・低体重や疾患がある新生児を24時間体制で治療を行う場。潜在看護師登録制度を創設。潜在看護師は全国に約70万人いるとされ、人材を活用することが考えられている。