- 出演者
- 八木麻紗子 大下容子 松尾由美子 佐々木亮太 吉永みち子 菅原知弘 斎藤康貴 林美沙希 末延吉正 林美桜 水越祐一
オープニングの挨拶。
東京オリンピックで金メダルを獲得した柔道のウルフアロンがきのう記者会見を開き新日本プロレスへの入団を発表した。新日本プロレスリング・棚橋弘至社長は「日本のアスリートでオリンピック金メダリストがプロレスデビューすることになれば史上初となる」と話した。今月現役を引退したウルフアロンがプロレスラーに電撃転身。その意気込みを「柔道ではトップで戦ってきたが、プロレスラーとしてはゼロの状態からのスタート。1秒1秒無駄にすることなく全力で挑む」と語った。ウルフアロンは父親がアメリカ出身で母親は日本出身。恵まれた体格にパワー、無尽蔵のスタミナを生かした豪快な柔道を武器にオリンピックに2大会連続で出場。金メダルを獲得した東京大会決勝では圧倒的な強さを誇る延長戦、通称ウルフタイムで相手を圧倒し金メダルを獲得した。ウルフアロンは「大学生のころからワールドプロレスリングを毎週見るようになり、そのころにいつかはやりたいなという気持ちはあった」、リングネームについて「名前がリングネームみたいな名前なので、いじる必要ないのかなと思っているが、どうなるか分からない」と話した。デビュー戦は来年1月4日、東京ドーム大会で決定している。作家・エッセイスト・吉永みち子は「どんな必殺技を引っ提げて登場してくるのか楽しみ」、ジャーナリスト・東海大学客員教授・末延吉正は「トークが面白いから人気が出る」とコメントした。
オープニング映像。
青森・八戸の様子を中継映像で伝えた。
イランは23日、アメリカ軍が核施設を攻撃したことへの報復として、カタールにあるアメリカの空軍基地に向けてミサイルを発射した。カタール・ドーハではイランの攻撃をアメリカ軍が迎撃したとみられる光のスジが確認された。アメリカ国防総省の当局者は「現時点でアメリカ側に犠牲者の報告はない」と明らかにした。こうした中、アメリカのトランプ大統領はイランが攻撃を事前に通告し犠牲が出なかったことに「感謝する」とSNSに投稿した。さらにその後、「イスラエルとイランの間で停戦が合意された。この時点で戦争が終了したとみなされる」と突然投稿した。ただ、イスラエルとイランの両国とも停戦に合意したとの正式発表はない。
トランプ政権の関税政策をめぐり、赤沢経済再生担当大臣がアメリカ側との7回目の協議のため、26日から再び訪米することが分かった。関係者によると、赤沢大臣は26日午前に羽田を出発し、3日間の日程でワシントンを訪れる予定。これまで6回にわたる閣僚級協議を重ねるも、先週の日米首脳会談では合意に至らなかった。赤沢大臣の渡米は約2週間ぶりで、首脳会談後では初の閣僚級協議となる。関係者からは今回の訪米について「まずは立て直しだ」という声も上がっている。相互関税の上乗せ分の停止措置が期限を迎える来月9日までに合意できるかが焦点。
東京・墨田区の中継映像を背景に全国の気象情報、台風2号について伝えた。土砂災害警戒情報が鹿児島県、大雨警報が高知県に出ている。
東京都議会議員選挙で自民党は過去最低に22議席にとどまった。そんな中、きのうも小泉農水大臣はコメ対策に奔走していた。秋田から新幹線で届いたのはJR東日本が調達した2024年産あきたこまち。小泉農水大臣は「運送は新幹線で本当に素晴らしいし勇気づけられる。隅々までより早く備蓄米に限らず、手に取りやすい銘柄米にもつながっていけば、間違いなく価格は沈静化の方向に行く」と述べた。あきたこまちは東京駅と上野駅の特設販売所などで5kg3000円台で販売される。だが、都議選の結果を受けて自民党内からは「『小泉効果で支持率が上向いた』『風向きが変わった』というが、あれはあくまで雰囲気でしかない。参院選はこのままなにも手を打てないと過半数割れだろう」という声が聞かれた。約1ヵ月後に迫る参議院選挙に今回の都議選の結果はどう影響するのか。
今回の都議選で都民ファーストの会は32議席を獲得し、第1党に返り咲いた。選挙から一夜明け、小池都知事は「国際情勢が大変厳しい中で一人一人都民の生活をどう守っていくのか。具体論などに触れて都民の共感を得ることができたというのが都民ファーストの会の候補者の成果ではなかったかなと」と述べた。一方、公明党は自民党と共に議席を減らした。8回連続での都議選全員当選が途絶え、3人が落選し19議席となった。特に党本部や支持母体の創価学会本部がある新宿区で当選を果たせなかった。公明党・斉藤鉄夫代表は「党として政策を訴えてご理解いただく、それに対して支持を得ていく、その運動量が足らなかった」と述べた。公明党が議席を減らすことになった理由について、共同通信社特別編集委員・久江雅彦氏は「東京都において都議選でこれまでになく熱量が低かった。創価学会員の高齢化とも相まって旧来ほどの勢いがない」と指摘した。自民、公明の危機感も高まっている。自民党幹部は「予想通り厳しかった。ふつう負けないところで負けた。不記載の問題が効いているということだろう」、公明党関係者は「これまでの戦い方を続けているだけでいいのかという話だ。参院選に向けて事態が好転する要素はひとつもない」と話した。きのうの会見で石破総理は参院選での目標を問われると、非改選を合わせ与党で過半数を目指すとした。
おととい行われた東京都議選の議席数は都民ファーストの会が6議席増の32議席で第1党になっている。自民党は8議席減の22議席。これまで8回連続で全員が当選をしていた公明党も4議席減の19議席。自民党・木原誠二選対委員長は敗因について「出口調査で『政治とカネの問題を重視した』という都民が相当程度いたことは重く受け止めなければいけない」と、去年発覚した都議会会派での裏金問題も大きな要因と話した。ANNの参院選に関する調査では自民党が参院選の公約に打ち出している2万円の給付金について「評価しない」が69%で、政策が裏目に出た可能性もある。共同通信社特別編集委員・久江雅彦氏は公明党について「創価学会員の高齢化などで支援者が減少し熱量が減った。特に池田大作名誉会長の生まれた大田区で2議席落とすのは想定外」、参院選への影響 について「自民党と協力してきた公明党の支持母体の弱体化から影響は少なからずある」と話した。公明党の衆院選での比例得票数は過去最多だった2005年の898万票と比べると、去年は596万票と300万票以上減らしている。
一方、これまで都議会で議席を持たなかった政党が議席を獲得した。SNSを活用した選挙戦略を展開する国民民主党が0から9議席を獲得。再生の道は42人の候補者全員が落選。再生の道は候補者選考の様子などをYouTubeに投稿し、登録者数も11万人以上いた。結果について久江氏は「“再生の道”としての知名度がない。一番の原因は具体的な政策を掲げなかった。これでは選びようがない」と指摘した。国民民主党は参院選の比例代表で山尾志桜里元衆議院議員の公認を一度了承したものの見送りしたことなどに批判が集まっていたが、結果として9議席を獲得。久江氏は「『手取りを増やす』と繰り返し訴える手法がネットの特性上バズリやすい。昨年の衆院選以来の余勢が議席に反映された」と分析した。来月の参院選では1人区(32)のうち自民党と接戦が予想される7議席について、久江氏は「立憲と共産の候補が出ている選挙区で共産党が候補者を降ろすかが注目点。今週中にも一本化が図られるか」と話した。ジャーナリスト・東海大学客員教授・末延吉正は「高齢化で既成政党全体の支持がなくなっている。石破政権が経済無策。物価高と言って何も政策がない。それなのに自分たちは政治とカネのことでけじめをつけないということで嫌気が差している」、作家・エッセイスト・吉永みち子は「都議選の結果が参院選に影響すると言われている。自民党が減っている分が実はさらに右寄りに流れている」などとコメントした。
トランプ氏“イスラエルとイラン停戦合意”。
「マダニ媒介する感染症『SFTS』感染したネコ、関東で初めて確認」、「フジテレビ社員オンラインカジノで逮捕、社内で懲戒処分後も賭博続ける」、「ベラルーシ野党指導者チハノフスキー氏釈放、ルカシェンコ大統領の思惑とは?」のニュースラインナップを伝えた。
ベラルーシのルカシェンコ大統領が拘束されていた日本人2人を含む反体制活動家ら14人を釈放した。その中には5年前に逮捕された反体制活動家のセルゲイ・チハノフスキー氏もいた。逮捕時と比べやせ細った姿が拘留の過酷さを物語っていた。釈放翌日の22日の会見でチハノフスキー氏は実の娘ですら父親だと認識できなかった明かした。チハノフスキー氏は2020年の大統領選に反ルカシェンコ政権を掲げて出馬を計画したが、暴動を組織し民衆を煽ったとして逮捕され、懲役18年の有罪判決を受けた。その後、夫に代わり妻・チハノフスカヤ氏が選挙に出馬。独立系メディアの調査では圧倒的にチハノフスカヤ氏が優勢だったが、ルカシェンコ氏が大差で6選を決めた。これに対し、ベラルーシ全土で不正選挙を訴える抗議デモが勃発した。チハノフスカヤ氏はリトアニアへ亡命し、欧米諸国に対しベラルーシへ制裁を呼びかけた。その結果、EUはルカシェンコ大統領や政府関係者に対し、資産凍結やビザ停止などの制裁措置を実施。反体制派として5年間戦い続けてきた2人だが、今回の釈放はその動きをさらに加速させることになるのか。チハノフスキー氏は「政府は反対する者を裏切り者と呼ぶ。だが、私は抵抗しない者こそ裏切り者と呼ぶだろう」、チハノフスカヤ氏は「すべての政治犯の解放を目指して活動を続けていく。それが私たちの使命であり、正義のための戦いだ」と述べた。
AP通信の取材に答えたチハノフスキー氏は2020年には身長192cm、体重135kgあったが、現在は79kgと5年間で56kg減った。チハノフスキー氏は独房での生活は「冬の寒さが厳しく、食事はスプーン2杯のおかゆだけ」と語った。去年2月、ロシアの反体制派指導者のナワリヌイ氏が獄中で死亡した際には自らの死を覚悟したという。反ルカシェンコを掲げるチハノフスキー氏の釈放はトランプ大統領の要請を受けたもの。2020年、大統領選出馬予定だったチハノフスキー氏が逮捕された際、第1次トランプ政権のアメリカはベラルーシが暴力的な弾圧を行ったとして制裁を強化した。今年、2度目の大統領に就いたトランプ大統領がベラルーシに政治犯の釈放を要求。21日、アメリカのケロッグ特使がベラルーシを訪問したタイミングで14人の政治犯らが釈放された。元テレビ朝日モスクワ支局長・武隈喜一氏によると、トランプ大統領はベラルーシをロシアから引き離したいという思いがあり、ベラルーシは西側からの制裁で国民の不満が蓄積しており、チハノフスキー氏釈放で制裁解除をアピールしたい狙いがあると分析している。武隈氏は反体制派の活動について「チハノフスキー氏をリトアニアに出国させたため、反体制派が活気づくことは低いとルカシェンコ大統領は踏んでいる」、ロシアの動向について「トランプ大統領とディールを続ければ、プーチン大統領が『裏切り』と判断する可能性もある」と指摘した。末延は「イランへの攻撃もそうだが、来月のアメリカ独立記念日には世界のリーダーということで色々言いたいから色んなことをやっている。戦後80年の秩序が壊れて、次にどういう秩序にするのかをそれぞれが国益をかけてやっている。その一つの象徴だと思う」などとコメントした。ルカシェンコ政権に反対したというだけで、まだ数百人が収監されている。
オンラインカジノで常習的に賭博をした疑いで逮捕されたフジテレビバラエティ制作部企画担当部長が今朝送検された。容疑者は「周りでオンラインカジノをしている人がたくさんいて、自分も大丈夫だろうと思っていた」と話している。容疑者はフジテレビのバラエティ制作部企画担当部長で「さんまのお笑い向上委員会」や「ホンマでっか!?TV」などの演出を担当。現在は情報番組「ぽかぽか」で総合演出を務め、バラエティ番組のエース的存在だった。警視庁によると、容疑者は去年9月から海外のオンラインカジノにアクセスし常習的に賭博をした疑いが持たれている。賭け金も今年3月末から2ヵ月で約1万7000万円にものぼっている。容疑者は「韓国に行ってギャンブルをするくらいギャンブル好きで、約5年前に職場の先輩にオンラインカジノで賭けることができると誘われ何も考えずに始めた」などと話している。金を借りて賭博していたこともあったと言い、自身でギャンブル依存症の認識もあるという。容疑者はフジテレビの社内調査で発覚し懲戒処分を受けたが、その後も警察に話を聞かれるまで続けていたという。社員の不祥事にフジテレビは「社員が逮捕されたことを重く受け止めている。今後も警察の捜査に全面的に協力するとともに、再発防止に向けて取り組んでいく」とコメント。さらに、きょう容疑者が総合演出を務めていた番組に出演していた山本賢太アナウンサーがオンラインカジノを利用した単純賭博の疑いで書類送検された。
オンラインカジノをめぐっては、今年に入ってプロ野球の巨人・西武の選手ら、吉本興業のタレントなどが賭博をしていたことが明らかになっているが、いずれも書類送検となっている。フジテレビ社員の容疑者の番組に出演していたフジテレビの男性アナウンサーもオンラインカジノを利用したとして先ほど書類送検された。警察が容疑者の逮捕に踏み切った理由について、若狭勝弁護士は逮捕の判断基準を違法ギャンブルへの依存度と指摘。容疑者は2ヵ月弱で1億7000万円を賭けたこと、金を借りて賭博を行っていたこと、社内調査を受け懲戒処分を受けたあとも賭博を継続していたことなどから賭博への依存、常習性が認められたため常習賭博罪で逮捕に踏み切ったと分析している。容疑者は「周りでもたくさんいたので自分も大丈夫だろうと思った」という主旨の供述をしている。今後の捜査はフジテレビ関係者に賭博に関与した者がいないか捜査し、“芋づる式”の立件も否定できない。末延は「フジテレビが出直しをしている時にこういう発言を聞くとびっくりする。芋づる式となると本当に再生できるのか」、吉永は「オンラインカジノはスマホというところでハードルが低くなっている。大阪でも万博後にリアルでカジノをやろうとしている。若い世代の中で良いのか悪いのか判断基準があいまいになっているのではないか」などとコメントした。
マダニを通じてウイルスに感染するSFTS(重症熱性血小板減少症候群)。先月、茨城県内で飼いネコの感染が判明。朝日新聞によると、関東でペットの感染が判明するのは初めてとみられる。さらに三重県では感染したネコの治療をしていた獣医師が死亡する事例も起き、SFTSウイルスに感染していた疑いがあるという。SFTSウイルスとネコの関係性について、ダニの生態の研究を行う国立環境研究所・五箇公一氏は「ネコがとにかく感受性が高く、重症化するリスクが非常に高い」と話した。国立感染症研究所によると、ヒトに感染し発症した場合、約3割が死に至る。日本獣医師会は三重県獣医師会からの報告を受けて、12日付で各都道府県の獣医師会に診療時の留意事項などを注意喚起した。動物の活動が活発になる春から夏にかけてSFTSウイルスに感染する危険性が高くなる。社会問題となっている外来種のアライグマやキョンがマダニを街中へ運んでいるのではないかと調査が進められている。五箇氏は「環境が変わってしまったことによって、考えられなかったマダニの感染症を留意しなくてはならない」と指摘した。
厚生労働省によると、「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」に感染し発症すると白血球、血小板が減少し、発熱や倦怠感、頭痛などの症状が出て、その後は嘔吐、下痢、腹痛などの症状が出ることが多い。通常、解熱鎮痛剤などの投与で回復するが、高齢者や基礎疾患がある場合、急性脳症や心機能障害などを併発し死亡した事例も報告されている。去年、治療薬「ファビピラビル」が承認され、重症化を防ぐことができる。「SFTS」に感染したネコから飼い主が感染する事例が複数報告されている。ネコが感染すると唾液などに大量のウイルスが含まれ、飼い主が噛まれ感染した事例もある。今のところ、屋内で飼われているネコからヒトがSFTSに感染した事例はない。ネコが外に出る際はマダニよけの薬が有効。飼いネコに高熱の症状など体調が変化した場合はマスクや手袋を着用して感染対策を行い、動物病院へ連れて行くよう呼びかけている。行楽シーズンのこの時期は山登りの途中でマダニに刺されることが多く、肌を露出しない服装を徹底するよう呼びかけている。吉永は「刺されたか気が付かないまま風邪がと思ったら実はマダニに刺されていることもあり得る」、末延は「こういうことがあると知っておけば気をつける」とコメントした。
午前8時ごろ、千葉・山武市にあるJR総武本線の踏切で「踏切内で電車とトラックが衝突している」と通報があった。警察などによると、銚子発千葉行きの普通電車と踏切内のダンプカーが衝突した。この事故でダンプカー運転手の40代男性が重傷。また、電車の乗客の10代女性2人が気分が悪くなり搬送された。事故の影響で電車は一部区間で運転を見合わせている。