東京オリンピックで金メダルを獲得した柔道のウルフアロンがきのう記者会見を開き新日本プロレスへの入団を発表した。新日本プロレスリング・棚橋弘至社長は「日本のアスリートでオリンピック金メダリストがプロレスデビューすることになれば史上初となる」と話した。今月現役を引退したウルフアロンがプロレスラーに電撃転身。その意気込みを「柔道ではトップで戦ってきたが、プロレスラーとしてはゼロの状態からのスタート。1秒1秒無駄にすることなく全力で挑む」と語った。ウルフアロンは父親がアメリカ出身で母親は日本出身。恵まれた体格にパワー、無尽蔵のスタミナを生かした豪快な柔道を武器にオリンピックに2大会連続で出場。金メダルを獲得した東京大会決勝では圧倒的な強さを誇る延長戦、通称ウルフタイムで相手を圧倒し金メダルを獲得した。ウルフアロンは「大学生のころからワールドプロレスリングを毎週見るようになり、そのころにいつかはやりたいなという気持ちはあった」、リングネームについて「名前がリングネームみたいな名前なので、いじる必要ないのかなと思っているが、どうなるか分からない」と話した。デビュー戦は来年1月4日、東京ドーム大会で決定している。作家・エッセイスト・吉永みち子は「どんな必殺技を引っ提げて登場してくるのか楽しみ」、ジャーナリスト・東海大学客員教授・末延吉正は「トークが面白いから人気が出る」とコメントした。