豪雨災害をもたらす線状降水帯について、都道府県ごとに絞り込んで半日前に予測する新たな取り組みが始まる。積乱雲が次々と発達する線状降水帯は、ほぼ同じ場所で大雨が降り続き、毎年のように豪雨災害を引き起こしている。気象庁は現在、関東甲信など全国11の地方ごとに、半日程度前に線状降水帯の発生を予測しているが、今月28日からは、これをより細かい都道府県単位にする新たな運用を始める。北海道や島しょ部のある東京都などは、さらに細かい区域で発表する。これまでより範囲を絞り込んで線状降水帯の危険性を呼びかけることで、住民の早めの避難行動や災害対応につなげたい考え。