花火を上げるだけでなく一緒にドローンショーを実施する花火大会がある。花火とドローンが一体化したものもあり、進化している。北海道・小樽の「おたる潮まつり」では、史上初となる客も参加するプロジェクトを企画。ショーに使うドローンは1350機。ドローンが歌の歌詞を表示し、来場者が大合唱。ドローンショーが増えている理由について、ハナビスト(花火研究家)・冴木一馬氏は「最近は予算的な問題で花火大会の中止が多い」と話した。継続のために大手企業も支援に乗り出し、売上の一部を使う取り組みを実施するほど。そこで導入されたのがドローンショー。冴木氏は「ドローンを見たことがない人が多く、ドローンショーをやると人が集まる」などと説明した。おたる潮まつり運営担当・鹿角健太氏はドローンショーで集客数が増え、資金面が改善する」とコメントした。ドローンショーにスポンサーをつけることもできる。花火を搭載したドローンもあり、既にいくつかの花火大会でパフォーマンスしている。今後も花火大会の変化に注目。
