子どもの事故の分析研究に取り組んでいる東京都は事故が起きやすい場所などをゲーム形式で学べるシミュレーターを制作し、インターネット上での公開を始めた。シミュレーターは誰でもスマートフォンやパソコンで利用できリビング、キッチン、屋外の3つの場面ごとに事故の危険を学ぶ。例えば3~4歳の子どもの目線でキッチンを見てみると、大人に比べてまだ視野が狭いことを再現している。東京都は今年度までの3年間、子どもの事故の原因分析や予防対策の研究に取り組んできた。このうち転落事故では子どものよじ登る力を計測。3歳では70センチを超えたという。事故を防ぐ対策も提言。子どもが家具によじ登り窓から転落するといったケースもあることから足場になりそうな家具は窓から離して配置したりする対策を求めている。また睡眠中の事故では寝返りをできるようになった月齢の子どもの様子を分析したところ、一晩で最大15メートル動いていたということだ。対策としては転落を防げるベビーベッドや床に敷いた布団に寝かせることを提言。さらに充電ケーブルなどのコード類が首に絡まる危険性もあるとして周りに物を置かないことなども求めている。このほか今年度は誤飲などの事故についての調査も行っていて結果がまとまりしだい対策を検討して公表する。
