福島大学の2年生・石井咲妃さんは小学1年生の時に東日本大震災を経験。茨城県出身の石井さんにとって隣県で起きた福島第一原発の事故は遠い存在だったが、去年の夏、処理水の放出後アルバイト先に相次いで迷惑電話がかかってきたことで改めて原発事故に対して「自分自身も深く考えないといけない」と思ったという。去年12月、石井さんは同じように関心を持つ学生たちと一緒に福島第一原発を視察。東京電力の作業員に案内され、原発内を視察した石井さんは「機械的にやっていくイメージが自分の中にあったので人の力でやっていってるのをすごく感じました」と話した。