東京・霞が関の中央省庁で始まった東京電力福島第一原子力発電所の事故後に除染で取り除かれた土の再生利用の現場を16日、浅尾環境大臣らが確認した。原発事故のあと、福島県内の除染で取り除かれた大量の土などは、県内の中間貯蔵施設で保管され2045年までに福島県外で最終処分することが法律で定められている。再生利用は、福島から運ばれた土を30センチの深さで入れて、その上に飛散防止のために通常の土を20センチかぶせたということで環境省の職員から、高さ1メートルの空間の放射線量は、16日は1時間当たり0.09マイクロシーベルトで、工事前とほぼ同じレベルだと説明を受けていた。