日本の東の海上を北上している台風5号。あさって月曜日には暴風域を伴って東北にかなり接近し、上陸する恐れがある。専門家は海面水温が平年と比べて4℃ほど高くなっており、台風が持ち込む水蒸気量が非常に大きなものになるなどと話した。お盆の時期の台風接近。JR東日本によると、東北・山形・秋田の各新幹線は、あさっての始発から遅れや運休が出る可能性があるという。当初は日本の東の海上を北上していくと見られていたが、日本のはるか東にある高気圧が台風が北上するよりも先に張り出す見通しとなり、台風は進路を阻まれ、西寄りに進む予想に変わったという。台風が東北の太平洋側に上陸したのは過去2例しかない。2016年の台風10号は岩手県に上陸。岩泉町では川が氾濫して、高齢者グループホームでお年寄り9人が亡くなった。また、東北の日本海側でも先月の大雨で壊れた堤防などが完全に復旧していない所があり、国土交通省は川の氾濫の危険性が高まると警戒を呼びかけている。