岩手・宮城・福島で、震災当時から暮らす人を対象に行ったアンケートで、14年たつ今、復興で何を優先してほしいと考えるか、12の項目から3つずつ選んでもらったところ、最も多かったのは「大雨など津波以外の災害対策」で32.6%、次いで「十分な収入を得られる仕事」が32.1%などとなった。東北大学災害科学国際研究所・姥浦道生教授は「復興という観点から、今はどちらかというと一般的な課題が被災者の中心的な興味関心」とコメント。これまでの取り組みの成果を生かしつつ、長期的な視点で暮らしの支援につなげられるかが課題となっている。