JR東日本は、乗車や決済で利用するスマホ向けのモバイルスイカについて、より生活に根差した場面で使えるよう機能を強化すると発表した。JR東日本の喜勢社長が記者会見で明らかにした。位置情報データを活用して自動改札機にタッチしないで通過できる機能などの実現を目指す。さらにマイナンバーカードや自治体と連携した行政サービスの利用のほか、電子マネーの送金機能を追加するなど生活のデバイスとしての利用を実現するという。また先週発表した鉄道運賃の値上げについて喜勢社長は「経営努力だけでは限界がある」と述べ、改めて理解を求めた。