アニメーション監督の高畑勲さん、「火垂るの墓」「アルプスの少女ハイジ」などで知られているが、2018年に82歳で亡くなった。今回取材をきっかけに未発表作の資料が見つかったとのこと。スタジオには資料の現物が登場。原稿用紙に書かれたものだけでも130枚にのぼっている。資料は“東映”の原稿用紙が使われていることから、20代だった1960年ごろに書かれたとみられる。見つかったのは主に3つ「大江山」「もらった宝石」「竹取物語」。今回見つかった一連の資料について分析を行った叶特任教授は、高畑作品の特徴である良心と欲望の両義性を並行的に描く構想がこれほど初期からあったことに驚く、晩年追及していたような深い人間性や矛盾もちゃんと織り込まれていて、一連の作品を紐解くうえで非常に大きな発見だとコメントしている。
