東武鉄道南栗橋駅で駅員が山積みの段ボールをホームに運ぶ姿がみられた。その後段ボールは特急スペーシアに積まれ日光駅に運ばれた。一連の行動は避難訓練とのこと。2019年の台風19号では北陸新幹線の車両基地が被害を受け、100両以上の車両が浸水し廃棄処分となった。南栗橋駅近くには車両基地があり、利根川が氾濫すると車両基地は最悪の場合、3~5mの深さまで浸水すると想定されている。今回の避難先である栃木駅は高架のため浸水から車両を守ることができる。また出発前の点呼台を車両内に設置し車両基地が浸水したままでも運転を再開できるようにしている。JR東日本ではこれまで駅などに設置した雨量計を元に徐行運転などの判断をしてきたが、新たな対策では気象庁の雨量レーダーなども活用し局地的大雨に対応できるような対策をとっている。