半導体大手のロームはきのう、昨年度の純損益が1584億円の赤字で、2期連続の最終赤字になったと発表した。電気自動車市場の成長が想定を下回ったことを受け、EVなどに使われるパワー半導体の生産設備を中心に1936億円の減損損失を計上した。この減損計上で償却費が大きく減少することから、今年度の純損益は290億円の黒字に転じる見通し。ロームは自動車部品メーカーのデンソーから買収提案を受けていたが、先月、デンソーが買収提案を撤回した。現在は東芝、三菱電機と電気自動車などのモーター制御で使われるパワー半導体事業の統合に向けた協議を続けている。
