SBI証券・鈴木英之氏によるきょうの日経平均予想レンジは58000円~59000円。米国とイランが停戦協議を継続するとの観測から、米国株が買われる展開。米卸売物価は市場予想を下回り原油価格も下げる中、ナスダックも続伸し堅調で、日本のハイテク株高に繋がりやすいとみられる。注目ポイントは「日経平均高値に接近今後は」。日経平均とTOPIXは、イラン情勢の緊迫化前の水準回復が間近になっている。小売、半導体、電線などの日経平均採用銘柄が上昇をけん引。株価上昇が目立った銘柄は、ファーストリテイリングと古河電気工業。小売業は4月1日発表の日銀短観で3か月前より業況の改善が示唆されていたが、主力企業の決算が裏付ける形になった。電線や半導体などAI普及に伴うデータセンター投資が追い風になる業種も好調が目立ったが、ここに来て上昇ピッチが過熱気味となっている。鈍化すると日経平均株価の上昇も鈍化するとみられる。日経平均は上昇時に25日移動平均から7~8%プラス乖離すると上昇方向に過熱気味とされる。日経平均は足元では3月31日を底に上昇に転じている。昨日は25日移動平均からの乖離率が+7.1%に達し、本日はさらに乖離が拡大すると思われ、一応の注意が必要。イラン情勢は停戦に向けた努力が見られるが、イスラエルがイランのヒズボラの脅威をどこまで除くことができたかの判断にかかっており、過度な楽観は禁物。
