日経平均株価が史上初めて4万2000円台を突破した。取引時間中としての史上最高値を5営業日連続で更新し、午前の終値は4万2179円。追い風となったのは米国の株高。前日のニューヨーク市場では、FRBが9月に利下げを始めるとの観測が一段と高まったことから主要な株式指数が揃って上昇。ハイテク株の多いナスダック総合指数は、7営業日連続で最高値を更新した。これを受け、東京市場でも半導体関連株が買われたほか、円安の進行も下支えし、ほぼ全面高の展開となっている。ただ、期待を先取りした値上がりに過熱感も警戒される中、これを裏付ける材料は出てくるのか、これから相次ぐ企業の決算発表に市場の関心が高まっている。