外国為替市場では日本と米国の金融政策の変更により金利の差が縮小するという見方が広がり、1ドル=148円台まで円高が進んでいる。円相場は日本時間の昨日夜、一時1ドル=149円台と約4か月ぶりの水準まで上昇し、今日午前も148円台まで円高が進んでいる。昨日、追加の利上げを決めた日本銀行・植田総裁が「年内に追加で利上げする可能性もあり得る」などと発言し、市場では更なる利上げ観測が広がった。米国の中央銀行に当たるFRB・パウエル議長が会見で9月からの利下げの可能性に言及したことで、日米の金利差縮小をにらんだドル売り円買いが加速している。この円高などを受けて日経平均株価は一時1100円以上値下がりするなど、マーケットが大きく動いている。