東京タワーのふもとにある増上寺は、現在2032年まで修復工事中。徳川家将軍の菩提寺で、年間約100万人が参拝する。シンボルとも言えるのが江戸時代初期に建てられた「三解脱門」で、門をくぐると煩悩から解放されるとして400年以上に渡り人々に親しまれてきた。境内の鐘楼堂に吊るされた大梵鐘は1673年に4代将軍・家綱の命により鋳造され、その大きさは東日本最大級だという。一節によると千葉県の木更津まで鎌の音が聞こえたといい、江戸の人々に時刻を伝える役割を果たしていた。大門がある通りは現在車が行き交う大通りだが、その地形は江戸時代の面影を残している。増上寺の僧侶たちは夕方七つ時(午後4時ごろ)に、念仏を唱えて托鉢して歩いたという。
