能登半島地震から8か月。石川県輪島市の酒蔵も震災で建物が全壊するなどの大きな被害を受けた。能登の食材を扱う神奈川の飲食店、奥能登やできのう行われたのは震災後に造られた能登の日本酒を飲む会。酒を造った杜氏も参加した。能登半島を襲った最大震度7の地震で明治から代々受け継がれてきた中島遼太郎さんの酒蔵も全壊した。なんとか救い出すことができたのは日本酒の原料となるお米。地震から1か月後、中島さんに救いの手を差し伸べた酒蔵があった。同じ石川の酒蔵、東酒造の東祐輔社長。被災した同業者の役に立ちたいと中島さんに声をかけた。救い出した米をもとに震災後初めての酒造りに挑んだ中島さん。震災後、初めて出来た中島酒造の日本酒を直接、お客さんのもとへ。イベントを開催した奥能登やのオーナー、山内香織さんも遠く離れた神奈川から中島さんを支えてきた。来月からはことしの新米を使った新たな酒造りを始める。