今週火曜日、今シーズンでの引退を発表した和田毅43歳。日米通算165勝。パリーグ最年長のレジェンド。松坂世代最後の1人。去年、亀梨に引退を迎える瞬間を語っていた。2002年、ダイエーに入団。すると、バレンタインにチーム最多257個のチョコをゲット。プロ1年目から14勝を挙げ、新人王。チームも日本一に。その和田から2010年、ソフトバンクの強打者、多村仁志との1打席対決前。制球が定まらない亀梨に和田はプレートの右端に軸足をかければまっすぐ投げるだけでインコースに決まり、コントロールが安定するとアドバイス。言われたとおりやってみるとインコースへのカーブで見逃し三振。そんな和田を作り出したのは独特な練習。バランスを強化するためにカヌー。集中力を高めるためアーチェリー。和田に学ぼうと球団の垣根を越えて選手が集まるオフの自主トレは和田塾と呼ばれた。その和田塾で重視していたのが食事。成人男性平均の倍以上となる6000キロカロリーを毎日食べる。オフの食トレでシーズン通して戦い抜くための体を作り上げていた。すると和田は41歳にして自己最速149キロをマーク。去年は42歳で8勝。これはパリーグ最年長記録。去年6月、和田は亀梨に引退を迎える瞬間を語っていた。