去年12月、金沢市で発生した逆走運転による死亡事故を受け、道路を管理する国土交通省が国道8号を点検した結果、新たに5か所で逆走を防ぐ対策が必要となっていることが、国土交通省への取材でわかった。去年12月、金沢市松寺町の国道8号で、逆走車両が別の車と正面衝突する事故があり、逆走運転をしていた高齢男性が死亡した。警察が事故原因の調査を進めたところ、逆走車両は現場から500メートルほど離れた国道8号の本線と側道が合流する地点から逆走をはじめた可能性が高いことがわかった。この地点には逆走や無理な侵入を防ぐポールが並べられているが、警察は一部のポールがなくなり、間隔が広くなっていたことが原因で逆走車両が誤って対向車線に進入した可能性があるとみている。国土交通省は改めてポールを設置するといった対策を進めることにしている。