首脳会談の後に開催された夕食会には、ソフトバンクグループの孫正義会長やGoogleのスンダー・ピチャイCEO、プロゴルファーの松山英樹などの姿もあった。和やかな雰囲気の中、会場で流れていたのが高市首相お気に入りのX JAPAN「Rusty Nail」。ここまで歓迎された理由は、日本からアメリカへの巨額の対米投資に合意したからだった。今回第二弾となるプロジェクトの投資規模は11兆5000億円で、その目玉が「小型原子炉」の建設。通常は広大な土地が必要となる原子力発電所だが、小型原発に必要な敷地は約20分の1。AI向けのデータセンターに必要な電力をまかなうため、アメリカは原発の新設を急いでいる。建設の主体に選ばれたのは日立製作所とアメリカ企業の合弁会社で、ニッセイ基礎研究所の矢嶋康次氏は「日本の中でこれだけ巨額案件の投資はなかなか起きない。参加する日本企業にとっては、これから稼げるチャンスという意味で良い案件」などと語った。ただ大きなビジネスチャンスの一方で、その利益が日本国内に還元されるかは不透明だという。
