燃料となる重水素と三重水素の元は海水からほぼ無尽蔵に得られるため化石燃料を使わずクリーン。しかも1gの水素から石油に換算すると8t分のエネルギーを生み出すことができる。原子力発電所で行われる核分裂に比べ核融合で出る放射性廃棄物の毒性は数百分の1で毒性が減るのも早い。電子レンジに似た構造をもつ装置で電子を加熱しプラズマの温度を2億℃まであげるという。重水素と三重水素を高速で衝突させることで大きなエネルギーを生む核融合。高温で密度の高い状態に閉じ込められれば多くの衝突を起こすことができる。生まれたエネルギーを次の核融合に使うサイクルで継続的にエネルギーを取り出すことが可能。