日本維新の会の池下衆院議員が、地元市議だった男性2人を国会に届け出ることなく公設秘書として兼職させていた問題で、自民党の世耕参院幹事長が批判するなど問題視する声を上げる中、同様の兼職がこのほかに少なくとも3件、自民党と立憲民主党にあることが発覚した。逢沢一郎衆院議員・松本尚衆院議員・福田昭夫衆院議員の公設秘書である。国会議員の公設秘書は原則兼職が禁止されているが、議員が許可し議長宛に届け出れば例外的に認められる。3人の秘書は届け出をしていたとし、秘書給与と地方議員としての報酬の二重取りが適切か疑問視する声が上がっている。福田氏は地方の課題を解決するためにも兼職は有意義と訴えた。