宮城・干蒲集落に別荘を持つ小野寺さんのお宝は「松本竣介の油彩画」。5年程前に岩手の旧家の蔵から出てきた珍品と聞き、骨董商の言い値で購入したもの。
松本竣介は流行性脳脊髄膜炎で一命は取り留めたが聴覚を失う。兄から少しでも気晴らしになるようにと油彩道具一式が送られてきたことで画家を志す。中学を中退し上京後、太平洋画会研究所に通い切磋琢磨した。1941年太平洋戦争勃発後も絵筆を握り続けた。終戦後、全く新たな画風を展開したが体調を崩し1984年に急逝。依頼品は妻の籍に入る以前の作品。
松本竣介は流行性脳脊髄膜炎で一命は取り留めたが聴覚を失う。兄から少しでも気晴らしになるようにと油彩道具一式が送られてきたことで画家を志す。中学を中退し上京後、太平洋画会研究所に通い切磋琢磨した。1941年太平洋戦争勃発後も絵筆を握り続けた。終戦後、全く新たな画風を展開したが体調を崩し1984年に急逝。依頼品は妻の籍に入る以前の作品。