明治神宮外苑の再開発について、13年後の完成を目指してこの春からは神宮第二球場の解体工事が始まり、先月下旬からは鉄塔の撤去作業が始まった。また事業者側は高さ3m以上の樹木の伐採を9月以降に始めることを明らかにした。一方で神宮外苑から380mの範囲の住民を対象に説明会が行われた。はじめに事業者側が動画で計画の説明を行い、樹木の伐採は新たな植樹もあるため緑の面積は増えると説明し、名所のイチョウ並木は保全するとした。質疑応答では景観やイチョウ並木への影響に関する質問が相次ぎ、事業者側は景観は考慮し、イチョウ並木への影響は調査してから新球場の位置の変更も検討するなどと回答した。今回の再開発について専門家は歴史的な背景を考慮すると民間の土地であっても合意形成はあって然るべきで、多様な声を聞く機会を作ったほうが良いなどと指摘した。