きょうの“しらべてみたら”は、行列ができるラーメン店の店主は普段、どこでラーメンを食べ、なぜその店を選ぶのか?調べてみた。東京・板橋区の地下鉄・成増駅から歩いて1分、今年で創業40年の「中華めん処 道頓堀」の店内に入ると、アットホームな雰囲気。中学生の頃から15年間通う人や親子で20年以上通う人、さらに大ベテランも…。この店で長年、愛される看板メニューは「特製中華そば(1350円)」で、しょうゆベースのスープにワカメ、チャーシュー、メンマ、ナルト、卵、のりと具だくさんの王道「しょうゆラーメン」。その特徴が、魚介の風味を引き立たせたスープ。この店を紹介してくれた「そらのいえ」の宮崎店主も「魚介の風味を引き立たせるバランスの良さは、この店の店主しか作れない」と話す。このスープを作る店主の庄司武志さんは、開店以来40年、ラーメン作りに全てを捧げてきたため、「5時間以上は寝たことがない」「他のところには負けたくないと思っているし、手を抜きたくない」と話す。その“こだわりのスープ作り”を見せてもらうと、納骨や鶏がらにタマネギ、ニンニク、ショウガなどの香味野菜に、煮干しや昆布などで取った風味豊かな魚介だしを加えると、黄金に輝くスープの完成。一口食べれば、何度も食べたくなる味。さらに、こだわりはスープだけでなく、閉店後の午後10時過ぎに店の2階にお邪魔すると、スープと相性の良いツヤツヤ光るコシのある麺を作っていた。仕込み作業は午前2時まで続くこともあるという。