大手外食チェーン店の都内の店舗で働くリン・トウアウンさんは特定技能の資格で来日した外国人労働者。このチェーンでは首都圏を中心に日本人の採用が進まない店舗もあり、特に早朝や深夜に人手を確保するのは簡単ではないという。将来の人手不足を見据え、3年前から特定技能資格を持つ外国人の採用を始めたそう。しかし分野ごとに特定技能の受け入れ数には上限が定められており、ことし4月に国が新たな受け入れを一時的に停止したため、会社では採用の見直しが迫られる状況になっている。東京商工リサーチによるとことし上半期の飲食業の人手不足が一因と見られる倒産件数は去年から倍増していて、人手不足が深刻となっている。特定技能の資格を持つ外国人を紹介する都内の人材会社では国の決定以降相談件数が3割増加したとのことで、新たな人を受け入れられない中で人材の争奪戦が起きている。特定技能の受け入れ停止について農林水産省は、まずは生産性向上と国内人材確保に取り組んでもらいたいなどと述べている。
