日本大学の林真理子理事長が昨日、文部科学省に対しガバナンスの改善計画を再提出した。再提出された改善計画では、理事長や学長などの役割を明確化するため、それぞれの職務範囲や権限などについて来年1月末までに原案を作成するなどのスケジュールが示された。また違法薬物事件の再発防止のため、今年度末までに「日本大学競技スポーツセンター」を設置し、寮生活の管理や違法薬物の研修などを行うとしている。廃部を決定したアメフト部については、新たに立ち上げた「競技スポーツ改革特別委員会」で今後の方針を策定するとしていて、既に違法薬物に関与していない在学生や来年度入学者の受け皿について議論を始めたという。文科省は日大の改善計画の進捗をチェックするため、近く省内に有識者のフォローアップ体制を作り、日大に対し助言していくとしている。