能登豪雨で亡くなった方は13人、行方や安否が分からない方は4人となっている。この週末、災害ボランティアの活動が本格化したが、想定する人数に届かない場所もあり、幅広い支援が求められている。29日、ボランティアが泥かきなどに汗を流した石川県能登町の柳田地区。能登半島を襲った大雨で地区を流れる町野川があふれ、住宅が水に浸かるなどした。日曜日の29日は、65人のボランティアが駆け付けた。愛知から参加のボランティアは「(復旧が)全然何も進まないから、1人ずつちょっとでも進められたらと思って」、住宅が浸水被害した男性は「今回、ボランティアに来てくれて大変助かりました」と話す。ただ、町が想定していた枠は75人で届いていない。28日の土曜日は、同じ75人の枠に対してわずか19人だった。一方、石川県輪島市では、想定する枠に対しては満員が続いている。県は「今は日ごとに募集しているが、今後は週ごとに募集するので解消するのでは」としていて、復旧を加速するためにも、偏りをなくし、幅広い支援が求められている。