パンどろぼうの人気の秘密についてKADOKAWA一般児童書編集部・副編集長の角田望さんに聞いた。パンどろぼう1巻の制作から編集者として携わっている。人気の秘密1つ目は「シュールなデザイン」。怪しい目つきで食パンから手足が生えている。気になってしまうデザインが人気。社員にデザインが好評で大人にも人気が出ると確信したという。2つ目は「絶妙に気になるネーミング」。パン+どろぼうでなぜか気になる響きとなる。読者の想像力をかき立てる「イラスト」と「ネーミング」が人気の秘密だという。さらなる人気の秘密を探るため上垣アナが絵本を朗読した。3つ目は「とにかく美味しそうなパン」。読んだ人がパンを食べたくなるよう美味しそうに描く。4つ目は「予定調和ではないストーリー」。作者の柴田ケイコさんは読者を気持ちよく裏切ることがこだわりだという。予定調和ではないストーリーは先を読みがちな大人にも人気となっている。5つ目は「インパクト抜群の変顔」。「まずい」が好評だったため、各巻に変顔ページを入れ、パンどろぼう名物になった。顔マネやファンレターで変顔の人気を実感したという。変顔は見開きのページで展開されるが、絵本の世界観を表すのに見開きは重要だという。このあとパンどろぼうの正体が明らかとなるが、オンエアでは秘密。正体を知りたい方は絵本をチェック。6つ目は「どろぼうなのに反省する主人公」。失敗→反省→更生のストーリーに大人が共感できるという。