近年増加する豪雨。都心部では巨大な貯水槽を作りなどして対策をしているが、栃木市では田んぼに雨水を貯水する「田んぼダム」で対策を行っている。通常は雨が降ると降った分だけ排水路に流れ川が増水するが、田んぼわきに設置した装置により排水される水の量を調整することができる。装置1台分で25メートルプール1枚分が貯水される。この装置は設置1台あたり5~7万円がかかるが、栃木市の場合は自治体が負担しているため農家負担はゼロ。「田んぼダム」の取り組みに協力している渡邉さんは2015年に実際に浸水の経験をしたという。今のところ稲への影響は出ておらず「素晴らしい発想だと思う」としている。