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「核兵器禁止条約」 のテレビ露出情報

21歳の高垣慶太さん。3年前に広島から東京の大学に進学し、国際政治や世界の紛争について学んでいる。広島で生まれ育った高垣さん、6歳のときに原爆資料館を訪れ、想像を超える展示にショックを受けたという。そんな彼は曽祖父の被爆体験を祖父母から聞かされたという。そこから核兵器の残額性に触れ、曽祖父の体験を伝えたいと国内外で活動を開始した。こうしたことを伝えるのは彼自身「使命」だと感じているという。そんなある日、韓国からの留学生であるソンさんと話す高垣さん。ソンさんは韓国で兵役の経験があり、敵が北朝鮮だと教えられたと語る。それ故に核兵器廃絶を素直に受け入れられないのだと語った。高垣さんは異なる考え方の人達にどう伝えるべきかと考えていた。そんなある日、高垣さんは被爆を経験した切明千枝子さんと会うことに。核兵器禁止条約の会議でスピーチすることになっていた高垣さんは、切明さんの話をもう一度聞きたいのだと考えた。切明さんはかつて被爆した際に多くの下級生を火葬した経験を持っている。切明さんは「平和なんて危ういもの、油断すれば逃げていってしまう。だからこそ皆でしっかりと捕まえておかなければ。でないと簡単に戦争が起きてしまう」と自身の考えを高垣さんに託した。
11月、アメリカ・ニューヨークを訪れた高垣さん。そこで目にしたのはパレスチナで民間人が犠牲になっていることを訴えるデモだった。パレスチナ問題に関して「難しいな」と語る。赤十字国際委員会の代表としてスピーチをする高垣さんは、その内容を思案していた。なぜ自分がこの活動に関わり続けているのか、その問いにすぐさま答えがが出せなかった。スピーチ当日、高垣さんは切明さんが伝えた「思い」をスピーチで伝えた。滞在最終日、高垣さんはかつてアメリカの核実験が繰り返されたマーシャル諸島出身の若者と話をすることとなった。彼らは「最初自分には責任がないと感じていた、だが放射能により傷を負った祖母の姿を見て伝える義務があると感じた」のだとこうした活動に参加する理由を話してくれた。高垣さんは活動に関する難しさを彼らに打ち明けた。そして彼らもまた同じだと考えているのだと話してくれた。ただ彼らは「僕らだけじゃなく同じような仲間がいるはずだ」と語ってくれた。帰国した高垣さんは、ゼミで核兵器廃絶のに関して「情熱を持って活動することが大切じゃないか」と語った。かつて高垣さんの考えに疑問を呈していたソンさんは「核兵器に関して、使われるにしろ廃絶するにしろ大きな動きはあるのだろうか」と疑問を投げかけた。そのうえで高垣さんの活動は廃絶に向けた動きと世の中の動きを合致させる確率を上げるための準備なのではないかと考え方を述べた。2人は今後大学院に行って学ぶという。切明さんは高垣さんのような存在を「救い」だと語った。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年10月26日放送 16:30 - 17:50 TBS
報道特集(特集)
もうひとつの選挙の大きな争点は、防衛安全保障政策。広島・呉市の海上自衛隊基地付近の製鉄会社の跡地に複合防衛拠点を整備する計画が浮上。広島市北広島町に暮らす今年のノーベル平和賞に選ばれた日本被団協・箕牧智之代表委員を訪ねた。1956年8月6日に結成された日本被団協は、被爆者の全国組織。被爆者への支援を行うとともに核兵器廃絶を旗印に日本を含む各国の政府や国連への[…続きを読む]

2024年10月20日放送 2:53 - 3:23 NHK総合
クローズアップ現代+被爆者・坪井直さん 未来に遺したメッセージ
坪井直さんについて取材したディレクターが語った。常に前向きな一方、取材を始めて20年以上経って初めて被爆者として背負ってきた重荷について語ったという。思い合う女性との仲を反対され心中をはかったこともあったとのこと。坪井さんの中には原爆で亡くなった人のことが特にあった。憎しみの感情は消せないが、亡くなった人たちの核兵器廃絶の願いを実現するために自分のできる最善[…続きを読む]

2024年10月19日放送 7:00 - 7:30 NHK総合
NHKニュース おはよう日本(ニュース)
衆議院選挙は中盤戦に入った。自民党は安全保障関連の3文書に基づき防衛力を強化するとともに、AIや量子といったテクノロジーの防衛分野での活用などを推進していくとしている。立憲民主党は平和的かつ現実的な安全保障政策を進めるとしたうえで、新たな領域を統合した防衛能力を高め自衛隊員の処遇改善を通じた人員確保などを図るとしている。一方で防衛増税は行わないとしている。日[…続きを読む]

2024年10月16日放送 19:30 - 19:57 NHK総合
クローズアップ現代#4937 “喜びだけで終わらせない”ノーベル平和賞 被爆者の訴え
1945年8月、人類史上初めて市民の頭上に投下された原子爆弾。国からの支援はなく被爆者たちは差別や偏見に苦しんだ。18歳の時に被爆した阿部さんは右半身を大やけどし顔などにケロイドが残った。被爆者たちが声を上げるきっかけとなったのは1954年、アメリカが行った水爆実験で第五福竜丸の乗組員が被爆したことだった。阿部さんら被爆者たちは救済を求めて国に直訴。1956[…続きを読む]

2024年10月14日放送 23:00 - 0:26 TBS
NEWS23(衆院選前に7党首が激論)
日本被団協がノーベル平和賞を獲得する中、被爆国である日本が核兵器禁止条約に批准していないことについて討論。石破総裁はオブザーバー参加について言及するなどこれまでの政府方針と異なる姿勢となっているが、これについてはアメリカの核抑止力に頼る現状を肯定しながら核を保有しないことをめぐり、議論が必要としている。田村委員長はオブザーバー参加を進めていくべき、核抑止の考[…続きを読む]

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