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「核兵器禁止条約」 のテレビ露出情報

サーロー節子さんは被爆者として初めてノーベル平和賞授賞式壇上に立った。1932年に生まれ13歳のときに被爆。結婚しカナダに移住し世界中で生涯をかけて核兵器廃絶を訴えてきた。カナダのトロントに住む節子さん。夫は13年前に他界した。今は市内のマンションに一人で暮らし、広島のニュースのチェックが日課だという。節子さんのもとには世界中から被爆証言や講演の依頼がよせられる。食事はほとんどが自炊で、週に1度訪ねてきてくれる次男のアンドリューさんが生活の頼りだという。節子さんは7人兄弟の末っ子として広島で生まれた。終戦の前年に女学校に入学。しかし13歳の夏に爆心地から1.8キロの軍の施設で暗号解読の作業中に被爆した。家族の死、多くの友人の死を目の当たりにした。
人を助ける仕事がしたいと、社会福祉を学ぶためにアメリカに留学し、23歳でカナダ人のジム・サーローさんと結婚。カナダを拠点にソーシャルワーカーとして働く傍ら、自身の被爆体験を語り始めた。その活動は広がっていき、1986年に節子さんはカナダの高校生を平和大使として広島につれていった。その時同行したカレンさんは小学校の教師として子どもたちに原爆や節子さんの話をしているという。2人の息子の子育てを終えると活動は世界に広がっていき、2017年に節子さんの思いが形になろうとしていた。核兵器禁止条約は核兵器を非人道兵器として開発や保有などあらゆる活動を例外なく禁止する。その条約が採択された。
これまでの活動が認められ、その年にノーベル平和賞賞を受賞した。授賞式にも招かれた。節子さんが世界をまわるとき、いつも持っていくものがあるという。それは亡くなった同級生351人の名前が書かれた横断幕で、目の前で亡くなった同級生たちの責任が節子さんを突き動かしている。核兵器禁止条約に日本も参加してほしいと節子さんは特別な縁のある人の元へ向かった。節子さんの姉の岸田綾子さんとその甥の英治さんは原爆によって亡くなったが遠縁である岸田議員への直談判を試みたという。
それから四年、思いを託した岸田議員は総理大臣になったが岸田綾子さんらのお墓に線香をそなえた。去年5月のG7 広島サミットでは核保有国のアメリカ、イギリス、フランスを含む7カ国のリーダー史上始めて被爆地に集まった。しかし禁止条約どころか今は核兵器が必要だと読める宣言が発表された。節子さんはサミットに招かれることはなくこの事態に怒っていた。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年10月26日放送 16:30 - 17:50 TBS
報道特集(特集)
もうひとつの選挙の大きな争点は、防衛安全保障政策。広島・呉市の海上自衛隊基地付近の製鉄会社の跡地に複合防衛拠点を整備する計画が浮上。広島市北広島町に暮らす今年のノーベル平和賞に選ばれた日本被団協・箕牧智之代表委員を訪ねた。1956年8月6日に結成された日本被団協は、被爆者の全国組織。被爆者への支援を行うとともに核兵器廃絶を旗印に日本を含む各国の政府や国連への[…続きを読む]

2024年10月20日放送 2:53 - 3:23 NHK総合
クローズアップ現代+被爆者・坪井直さん 未来に遺したメッセージ
坪井直さんについて取材したディレクターが語った。常に前向きな一方、取材を始めて20年以上経って初めて被爆者として背負ってきた重荷について語ったという。思い合う女性との仲を反対され心中をはかったこともあったとのこと。坪井さんの中には原爆で亡くなった人のことが特にあった。憎しみの感情は消せないが、亡くなった人たちの核兵器廃絶の願いを実現するために自分のできる最善[…続きを読む]

2024年10月19日放送 7:00 - 7:30 NHK総合
NHKニュース おはよう日本(ニュース)
衆議院選挙は中盤戦に入った。自民党は安全保障関連の3文書に基づき防衛力を強化するとともに、AIや量子といったテクノロジーの防衛分野での活用などを推進していくとしている。立憲民主党は平和的かつ現実的な安全保障政策を進めるとしたうえで、新たな領域を統合した防衛能力を高め自衛隊員の処遇改善を通じた人員確保などを図るとしている。一方で防衛増税は行わないとしている。日[…続きを読む]

2024年10月16日放送 19:30 - 19:57 NHK総合
クローズアップ現代#4937 “喜びだけで終わらせない”ノーベル平和賞 被爆者の訴え
1945年8月、人類史上初めて市民の頭上に投下された原子爆弾。国からの支援はなく被爆者たちは差別や偏見に苦しんだ。18歳の時に被爆した阿部さんは右半身を大やけどし顔などにケロイドが残った。被爆者たちが声を上げるきっかけとなったのは1954年、アメリカが行った水爆実験で第五福竜丸の乗組員が被爆したことだった。阿部さんら被爆者たちは救済を求めて国に直訴。1956[…続きを読む]

2024年10月14日放送 23:00 - 0:26 TBS
NEWS23(衆院選前に7党首が激論)
日本被団協がノーベル平和賞を獲得する中、被爆国である日本が核兵器禁止条約に批准していないことについて討論。石破総裁はオブザーバー参加について言及するなどこれまでの政府方針と異なる姿勢となっているが、これについてはアメリカの核抑止力に頼る現状を肯定しながら核を保有しないことをめぐり、議論が必要としている。田村委員長はオブザーバー参加を進めていくべき、核抑止の考[…続きを読む]

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