青森県六ヶ所村で使用済み核燃料から再利用できるプルトニウムを取り出す再処理工場の建設を進めている日本原燃は、来月末までとしてきた完成時期の目標を、2年半ほど延期する方向で検討を進めていることが関係者への取材で分かった。国が進める核燃料サイクル政策の中核に位置づけられている。4年前原子力規制委員会の審査に合格しその後、提出書類に大量の不備が見つかるなどして、想定より大幅に遅れている。延期幅は2年半程度とし2026年度中の完成を目指す方向で検討が進められているという。当初1997年に完成計画だったが今回延期されれば27回目となる。日本原燃はNHKの取材に対し、決まったものは何もないとコメントしている。